第一学習社 体力テスト集計分析の歴史

なぜ、このようなブログを始めるのか。

それは自社が提供する「体力テスト集計分析システム」の存在があるからです。

ブログの開始にあたり、これらの商品ラインナップについて簡単にご紹介させていただきます。

 

 

①新体力テスト集計分析システム

第一学習社ってなんの会社?と問われると従業員である私も「教科書出版社」と答えるとは思いますが、今回このようなブログを立ち上げた理由の一つとして、小社は「体力テスト集計分析システム」の販売会社という側面があります。

 

この体力テスト、始まりは小・中・高校・成人を対象とした文部省の実施要項準拠「スポーツテスト」という商品であり、実は1973(昭和48)年に販売を開始した(当初は高等学校用のみ)今年(2020年)で47年の歴史があります。
 
その後、1999(平成11)年に始まった、スポーツテストから見直しをされた現在の文部科学省の実施要項準拠「新体力テスト」に対応した商品としてリニューアルし、現在も販売を続けています。

おかげさまで、いまでは全国でトップシェアをいただくまでの商品となりました。
 

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②てんとう虫テスト

おもに学校でご利用いただく「新体力テスト」に続いて、私たちが商品化に着手したのが「てんとう虫テスト」です。

こちらは高齢者向けの転倒リスク判定用のソフトであり、2009(平成21)年の販売開始以降、自治体、病院、高齢者向け施設などでご利用いただいています。

4つのテストの結果を入力することで、「推定歩行年齢」「転倒危険度」「おすすめ運動例」などが表示され、レクリエーション感覚で自分の体力を知ることができるようになっています。
 

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③JFEスチール式「安全体力®」機能テスト

雇用延長制度などの影響で、現在、多くの企業で職場における労働者の平均年齢が上がっています。

これらの影響を受けて労働災害の防止が大きな課題となってきています。

このような現状を受け、小社では2017(平成29)年、JFEスチール株式会社様と共同で、JFEスチール式「安全体力®」機能テストを開発し、販売を開始しました。

このテストでは、7つの運動テストによって、その人が職場で安全に働くため体力を持っているのかどうかを判定します。

またこの商品は判定だけにとどまらず、結果の悪かった部分をどのような運動に取り組めば改善できるのかを、「機能改善プログラム(冊子+DVD)」に示し提供しています。

職場の管理者はリスクの高い労働者を把握でき、労働者も自分の現在地を定期的に知ることで、長く安全に安心して働ける会社を共に創っていくためのツールとして、注目をいただいています。
 

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④MKS幼児運動能力テスト

子どもの体力低下が問題となって久しい昨今ですが、幼児期の運動は、健康、体力・運動能力といった体の面だけでなく、自我や社会性や認知的能力など、心の発達にも大きな影響を与えます。

そこで小社では2018(平成30)年に、1966(昭和41)年以来研究を積み重ね、幼児を対象とした全国標準を持つ日本で唯一の運動能力テストを開発された幼児運動能力研究会様と共同で「MKS幼児運動能力テスト」を開発し、販売を開始しました。

運動遊びをする場所が限られる現在の子どもたちの体力を把握し、園での活動の参考にしたいという全国の幼稚園・保育園・子ども園などでの活用が広がっています。
 

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このように、幼児から高齢者まで幅広い年代の健康増進、体力アップに寄与する体力テスト商品をラインナップしています。