体力テストでよくある誤解

学校で実施される新体力テストで誤解されがちなことについて取り上げてみました

 

 

①判定の基準年齢

 年齢というと、体力テストを実施したときの年齢で判定すると思いがちですが、新体力テストでは「テスト実施年度の4月1日現在の満年齢」と定められています。このため、同学年の人はすべて同じ年齢基準で判定されることになります。
 
②反復横跳びは得点式

 反復横跳びは1m間隔で引かれた3本のラインをサイドステップで往復して、どれだけラインを通過できるかを測定する種目です。何となく、ラインを通過した「回数」を記録すると思いがちなんですが、実施要項では「それぞれのラインを通過するごとに1点を与える」と記載されています。このため、反復横跳びは回数ではなく点数で記録することになります(なお、表現が違うだけで結果は同じです)。
 
③50m走の記録方法

 学校で行われる50m走の計測はほとんどのケースでストップウォッチを使って計測されていると思います。現在、ほとんどのストップウォッチは1/100秒まで表示されます。50m走の記録は1/10秒単位まで記入することになっているのですが、この記入時に1/100秒の単位を四捨五入するという誤解をされるケースがありますが、実施要項には「記録は1/10秒単位とし、1/10秒未満は切り上げる」と記載されています。このため例えばストップウォッチでの計測値が6.81秒の場合も6.87秒だった場合もいずれも6.9秒と記載することになります。
 
ハンドボール投げの記録方法

 ハンドボール投げは地面に書かれた直径2mの円内から園の中心から中心角30度で引かれた2本の直線内に投げ、ボール落下地点までの距離を記録します。この時の記録の記入方法について、実施要項では「記録はメートル単位とし、メートル未満は切り捨てる」と記載されています。種目によって切り上げるケース、切り捨てるケースがあるので注意が必要です。
 
体力テスト実施前には、あらかじめ実施要項を再確認してみましょう。

 

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