世界労働安全衛生デー

今日は何の日?というテーマを取り上げてみました。

 

①世界労働安全衛生デーとは

 4月28日は「世界労働安全衛生デー」と定められています。
 これは、1996年に国際自由労連(ICFTU、現在の国際労働組合総連合(ITUC))が、この日を「死傷労働者を追悼する国際的な記念日」とし、さらに2002年に国際労働機関(ILO)が国連の国際デーの1つに定めました。
 そして、翌2003年に「世界労働安全衛生デー」と名称を変更し、労働災害や職業病の予防など、職場における安全・健康文化の促進に人々の関心を喚起させる日と定めました。
 なお、「世界労働安全衛生デー」が4月28日となったのは、1914年のこの日に、カナダで包括的な労働者災害補償法が成立したことに由来します。
 
②世界労働安全衛生デー 2021年のテーマ

 世界労働安全衛生デーには、毎年テーマが設定されています。
 2021年のテーマは「危険を予測し、準備し、対応する-回復力ある労働安全衛生システムに今すぐ投資する」とされています。
 これは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症パンデミックから得た経験などを元に、現在および将来の危機を回避するために、労働安全衛生システムを強化して、個人・組織ともに通用する「さまざまな環境・状況に対しても適応し、生き延びる力」を構築することに焦点をあてるものです。
 
 この記事によって、4月28日が「世界労働安全衛生デー」であることを知り、自分の職場における労働安全衛生について意識を向けるきっかけとなれば幸いです。